会社の特徴

茨城県の近代工業の発祥　社会のデジタル化に貢献

ＪＸ金属は、「非鉄金属」を取り扱う素材メーカーです。1905年に茨城県日立市における銅鉱山の開発から発祥し、以降120年にもわたる長い間社会を支えています。現在は大きく分けて、「資源開発」「金属製錬」「先端素材の開発・製造」「金属・リサイクル」の4つの事業を行っています。
全国に拠点がありますが、特に茨城県内には2つの大きな工場があります。日立地区（日立市）では、非鉄金属素材の製造や加工、研究開発、環境を守るために欠かせないリサイクルの推進など、さまざまな事業を展開しています。
磯原地区（北茨城市）では、「先端素材」と呼ばれる最先端の非鉄金属素材を開発・製造しています。磯原地区の製品は半導体やスマートフォンを造るための材料となり、世界中で役に立っています。
そして、県内3つ目となる大規模な工場をひたちなか市に建設中です。ひたちなか地区は2025年度より順次稼働を開始する予定です。
このように、主要拠点が集中する茨城県はＪＸ金属にとってとても重要な地域です。

都市鉱山から資源を回収しています

当社の主要製品の1つである「圧延銅箔」です

非鉄金属って何だろう？

「非鉄金属」とは、鉄以外のすべての金属を指す言葉です。例えば銅や金、銀、プラチナなど。あまり聞き馴染みがないかもしれませんが、私たちの暮らしに欠かせない金属なのです。
ＪＸ金属では非鉄金属を使って、半導体材料や情報通信材料などを製造しており、それらは世界中のスマートフォンやパソコン、自動車などの中で活躍しています。

半導体を作るために不可欠な材料”スパッタリングターゲット”

茨城と共に120年

ＪＸ金属は、創業時より「地域との共存共栄」を大切にしてきました。創業の地日立市では、従業員やその家族のみならず地域の方々にも楽しんでいただく「山神祭園遊会」を長きにわたり行い、最近では、次世代育成の一環として日立市・北茨城市でのサッカー教室の開催支援なども行っています。
また、より多くの方々にＪＸ金属を身近に感じてもらうため、PR大使の「カッパーくん」を用いた駅構内での広告展開やラッピング電車の運行など、さまざまな取り組みを行っています。

毎年7月に開催する山神祭園遊会　多くの人で賑わう地域交流の場です！

当社のラッピングバスやラッピング電車が県内を駆け巡っています！

ひたちなか地区について

■なぜ新しい工場を作るの？
ＪＸ金属の先端素材は、データ通信の高度化に不可欠なものであり、安定的に世の中に供給していくことが世界中から求められています。　今後ますます需要の拡大が予想される中で、そうした需要に対応できる体制を構築するため、建設を決定しました。

■なぜひたちなか市に作るの？
茨城県内の各拠点（磯原地区・日立地区など）や、東京本社とのアクセスの良さ、敷地の広さなどを踏まえ、決定しました。ひたち海浜公園や、大型ショッピングセンターがあるなど、働きやすさに加え、観光や生活のしやすさも魅力です。

■何を作るの？
社会のデジタル化の進展に欠かせない「先端素材」の製造・開発を担う予定です。例えば、「半導体用スパッタリングターゲット」を中心とした半導体材料などです。これらは、デジタル機器や次世代自動車などに使われるだけでなく、今後の高速データ通信の分野でも需要の拡大が見込まれています。

■いつできるの？
2025年度以降に、順次稼働開始を予定しています。

■どれくらいの規模なの？
約24万㎡の広大な敷地に、500名程度の従業員が働く拠点になる見込みです。

半導体材料を生産する建屋の完成予想図です！

日立地区 　ＪＸ金属グループ誕生の地「大煙突」は当社CSRの象徴

グループ創業の地である日立地区。非鉄金属に関して120年にわたり培ってきたノウハウを活かし、さまざまな事業を行っています。中でも粗銅と呼ばれる原料から作られる銅地金（どうじがね）の生産能力は国内でもトップクラスです。
また、スマートフォンの内部に使われる圧延銅箔という製品は世界シェア80％以上を誇り、世界中のスマートフォンを支えているとも言えます。現在は電子機器に不可欠な高機能材料の製造開発や、限りある資源を有効活用できるリサイクルにも力を入れています。
さらに、ＪＸ金属グループ全体の技術開発拠点があり、新規材料の開発や製造工程の効率化、リサイクルなど多くのテーマに取り組み、ＪＸ金属の今とこれからを根底で支える「技術」を生み出しています。

【所在地 】
〒317-0056
茨城県日立市白銀町1-1-2
【事業内容】
金属・リサイクル事業、機能材料事業、研究開発

社員同士や家族との懇親の場として食事を楽しめる福利厚生施設も充実！

生産した圧延銅箔は電線や家電、電子機器など幅広く使われます

磯原地区 　世界最大級の「スパッタリングターゲット」工場

今年で操業開始から40年を迎える磯原地区は従業員が1300人を超える規模で、グループ内でも最大の事業所になります。
主力製品として代表的なのは、半導体用の『スパッタリングターゲット』。これはスマートフォンやPC、IoT家電などの部品である半導体をつくる上で欠かせないもので、ＪＸ金属のターゲットは世界最高純度の銅で作られていることが特徴で、世界シェアNo.1です。
半導体の他にも記録媒体用のスパッタリングターゲット、インターネットの光通信に使用される化合物半導体材料等、私たちの暮らしに欠かすことの出来ないモノの素材を幅広く製造しています。
製造の他には開発部門もあり、最先端の技術やノウハウをもとに素材の進化を支えています。

【所在地 】
〒319-1535
茨城県北茨城市華川町臼場187-4
【事業内容】
各種薄膜材料、化合物半導体材料、高純度金属の製造、開発

巷のメディアで話題のサントリー社が企画する“おごり自販機”を導入中！

休憩時間に自由に使用できる人工芝のフットサルコートも完備！